第6話

「私、山吹くんの占いのアシスタントやるわ」


「だから、あんたとは遊んでらんない。

誰かに仕事を押し付けて、自分はのうのうと遊ぼうなんて、善良な男のすることじゃないわね。最低だわ」


「...っ!!」


藤島くんは頬を押さえ、教室から逃げるようにいなくなった。


かくして。


文化祭の出し物は。


占いの館。

占い師、俺。

アシスタント 春川ハルに決まったのだった。

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