ちょっとおかしな日常生活
曙-平静∞∞-
ちょっとおかしな顧問編①
*この話では、登場人物に政治的に偏っている考えの人がいます。気分を害される方は読むのをおやめください。
僕は、西園寺光。中学3年生だ。まもなく文化祭が開催される。僕はこの文化祭が始まる時は野球部に行かず、社会部の活動に専念するのだ。
僕は社会部の部長を務めて3年目になる。2回目の自分たち主催の文化祭展示ということで、手取り足取りは分かっているのでスムーズにことが進むとは思うのだが一つ懸念点がある。
それは、主顧問の山上先生だ。この先生は、もう60手前のおじいちゃん先生で、先生の授業はとても歯切れが悪くなっている(これは昔からかもしれない)。
例えば、山上先生は公民の授業を担当しているのだが、
『江戸時代に入ります!エロ時代じゃないですよ!デュフフゥ』
とか
『次回の授業は色鉛筆を持ってきてください!エロ鉛筆じゃないですよ!デュフフゥ』
とかだ。
正直言って、面白くなくて誰も生徒は笑わないのに、何回も同じようなギャグを言い続けるのである。
社会部での活動時も、去年の文化祭で部誌をする際に、全部でB5サイズで36Pあるとして、B4で両面印刷するのならP.1・P.2とP.35・P.36を印刷するのが普通であるが、あろうことが山上先生はp.p.1-4でコピーしたのである。部誌の折り込みに本来なら要らないはずのホッチキスを使うなどして、相当時間が掛かったのはいうまでもない。
今年は、印刷等でミスが起こらないように早めに持っていくため、10人を超える部員たちを、まるで動物園で凶暴な動物を世話する飼育員のように上手く催促して、やっと原稿が全部揃ったのが今日である。想定より早かったので嬉しく、ワクワクして、全員の原稿をまとめようと徹夜で頑張ろうと思う。
②に続く。
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