第207話 王立魔術学院編での登場人物 -色々な出会いがありましたね-

 

【主人公】

 リョージ・ウチノ:転生した事を隠し”ドリュグルの英雄”として活躍中。ニホン国の子爵の設定は本人的には無かった事にしたい模様。王立魔術学院に入学するも、周りからは「なにを学びに来たの?」と聞かれる始末。“初級探索者ダンジョン”の攻略や貧民対策、転移魔法陣の完成や属性覚醒の論文発表に学院の改革まで手を付けてやりたい放題の結果、婚約者が2人増えて領地持ちの伯爵になりました。冒険者ランク【B】の11才


【ツッコミ担当】

 マルコ(=ストークマン):ドリュグルの街の門番。とうとう“ツッコミ担当”の勲章をマルセル王から与えられた。本人は未だに否定している模様。二つ名として“ドリュグルの守護神”が有名だったが、王都では“王を含むサンドストレム王国全体のツッコミ担当”の方が有名になり、ドリュグルでは流行らないように情報遮断を試みるが失敗し、諦めの境地になっている。最近は、門番業務をしている時にボケをかます冒険者が増えてきたので“ミスリルのハリセン”が大活躍中。もうすぐ一児のパパの予定。冒険者ランク【B】の26才


【婚約者(候補含む)】

 カレナリエン:亮二の婚約者。冒険者ランクも高く“精霊の愛娘”の二つ名がある。元々は冒険者をしながらギルドの受付をしていたが、現在は王都にある亮二の屋敷でメイドや亮二の護衛や、エレナ姫との繋がりを使って王家との橋渡しなどを担当している。スレンダーな身体でコバルトブルーの瞳で見た目は可憐な正統派美少女。金と翠が混じったストレートの長い髪が自慢。冒険者ランク【B】の見た目は18才


 メルタ=レーン:亮二の婚約者。王都にある亮二の屋敷で炊事洗濯掃除を中心にメイドとして働いている。ギルドが忙しい時は臨時職員として受付嬢もしている。黒髪のストレートで身長はカレナリエンより高く、カレナリエンを可憐と表現するとメルタは知的美人。最近、亮二の願いで伊達メガネをするようになった。冒険者ランク【F】の18才


 シーヴ=ルンディン:ドリュグルと駐屯地にある亮二の屋敷のメイド長(実質的な業務は別の人が行っている)として働いている為に最近は出番はないがしっかりと働いている。ショートカットが似合う活発系美少女。亮二と婚約するかは本人の決断に任されている8才


 エレナ = サンドストレム:王位継承順位は8位のお姫様。亮二の作ったスイーツの虜になっただけでなく、亮二の人柄にも惹かれて婚約者に立候補した。現在“サンドストレム王国すいーつ普及研究所”を立ち上げ、初代所長を務めている。亮二と一緒に開発したスイーツは貴族層向けは政治の道具として、庶民向けは地方訪問で大活躍した。軽くウェーブの掛かった金髪に活力のある碧眼がトレードマーク。サンドストレム王国民から絶大の人気がある。意外と剣の扱いが出来ることが分かった15才


 クロ:ハーロルト公爵に仕える執事長兼諜報機関長シュバルツの娘。普段は5才時の状態で生活をしている。諜報活動をする際は元の姿に戻って活動している。また5才時と元の時では喋り方や性格が変わる。5才時は人見知りがちで元の姿では社交的になる。亮二の話なら5時間は余裕で話せる15才



【亮二の味方 -貴族-】

 ユーハン=ストークマン:ドリュグルを含む領地を持つ辺境伯。現在は教皇派の一員として重要な位置を占めつつある。亮二が子爵に任命された時は寄親にもなった。周りの貴族の中では一番常識人であり、ハーロルト公爵からは「真面目か!」と言われている


 ライナルト=ノスケ:亮二からスパルタ式で鍛えられた王立魔術学院の主任教授。屋敷を持っていたが捨て値で亮二に売却するなど物欲は無い。研究一筋で自分の知らない知識を持っている亮二を尊敬している。亮二と一緒に転移魔法陣を開発して男爵を授爵している。一時期は学院長との声もあったが「やりたくない」の一言でシャルロッタに譲った。現在は詠唱破棄の研究を助手のロサと一緒に研究中


 ハーロルト=コルトレツィス:マルセル王の従兄弟で教皇派のトップ。エリーザベトの父親でもる。最初はエリーザベトを使って亮二を取り込もうとしたが思惑通りに行かなかったために、エレナ姫やクロを焚き付けて亮二と結婚させることでサンドストレム王国に取り込むことを考えている。亮二と会っている時は、お気楽な感じだが、政争が絡むと冷徹な貴族としての顔を覗かせる


 マルセル=サンドストレム:サンドストレム王国の王。プリンやアイスが大好きで亮二が持ってくるのを楽しみにしている。かなりの親バカでエレナ姫を溺愛しているので、亮二とエレナ姫が仲良くしているのは嬉しいような複雑な状態。エレナ姫を賭けて亮二に戦いを挑もうとしたが、エレナ姫から勝負を挑まれて負けてしまった。現在“疾風のレイピア”の竜巻効果で療養中


 ヘルマン=ラーメ:マルセル王の信任も厚い宮廷魔術師。亮二の講義で詠唱短縮を2番目に習得するなどの実力派。ポーションの開発もしており、亮二が開発したポーションの効果の凄まじさに虜になった。マルセル王との約束もキャンセルするほどにポーションに取り憑かれた


 テオバルト=ローベ:騎士団長でマルセル王から“王都の盾”と呼ばれている。中々、亮二と会う機会が作れなくて困っている。一説には会うたびに亮二に戦いを挑もうとする為に敬遠されているとの噂もある


 ラルフ=ブルムクヴィスト:イオルスを信仰している枢機卿。イオルス神が装備していたミスリル装備を全て持っている亮二は“神が使わした者”だと思っている。実は正解に一番近い人。最近では、ミスリル装備に触る事で神に近付けると思っているのでは?と周りに思われている。卒業式の時に貰った“ミスリルのイオルス像”を見てニヤニヤしている


【リョージの味方 -学院-】


 シャルロッタ=ハルシュトレーム:王立魔術学院の学院長。元々は特別クラスの担当だったが、“初級探索者ダンジョン”の攻略騒ぎでクリストフェルが学院長を辞任した時に亮二に能力があると認められて学院長に就任した気苦労の人。挙句にクロにはライナルトを狙っているとまで言われた踏んだり蹴ったりな状態


 ルシア=クルベロ:王都で最大規模のクルベロ道具店の娘。父親から溺愛されているのを心底嫌がっている。マテオといつの間にやら恋人同士になっている模様


 マテオ=ヒネメス:貴族の三男。学院卒業後に亮二に雇って貰う約束をしている。


 マイシカ=モロン:モロン魔道具店の一人娘


 ロサ=サルミエント:元冒険者。亮二の紹介で学生をしながらライナルトの助手になった。


 オルランド=ラベルニア:実は教皇。亮二の事に興味を持って神都から出てきた。いつの間にかエリーザベトの事が好きになり。“初級探索者ダンジョン”での騒動の中で結婚を前提としたお付き合いが出来るようになった。


 エリーザベト=ハルシュトレーム:ハーロルト公爵の娘。取得者の少ない【雷】属性を含めて3つ使える。“雷を操る令嬢”と、そのままな二つ名を持っている。亮二を勝手にライバル視して負けては真っ赤な顔で走り去るなどのテンプレを披露していたが、“初級探索者ダンジョン”攻略騒動でオルランドから告白されて付き合う事になり、現在は学院を中退して神都で修道女になるための修行をしている


 ネイハム=スターン:スターン不動産の息子。王立魔術学院に【白】の勲章でぎりぎり入学できた。最初は亮二に絡んできたが、亮二の懐の深さに感銘を受けて「兄貴」と呼んでいる。


【リョージの味方 -その他-】

 リカルド:亮二の貧民対策の時に募集した。横入りする男達に注意して喧嘩になったところを亮二に助けられた。その後、貧民対策の総責任者として採用されて、亮二が任命した初の騎士として奮闘中。


【今後は出て来ない可能性がある人達】

 クリストフェル=エーマン:学院長。色々と私欲の為に動いていたが、亮二が学院に来てから上手く行かなくなっているところに“初級探索者ダンジョン”攻略の報告を聞いて、素材や報酬金を巻き上げようとして逆に学院長の座から引きずり降ろされた。現在は全身が動かなくなる原因不明の病気にかかり療養中。


 セオドア=デッカー:王立魔術学院の教授。“初級探索者ダンジョン”を攻略した亮二から素材や報酬金を巻き上げるようにクリストフェルに進言した。現在は全身が動かなくなる原因不明の病気にかかり療養中。


 ノエリア:エリーザベトのパーティーにいた【赤】の勲章を持つ女の子。マイシカとも友達。魔法を上手く撃てなかったが、亮二の指導で撃つ事が出来るようになった。


 ソフィア=ラレテイ:亮二に”水飴”を売った少女。族長の孫で”お約束”を実現している少女

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