3 プレゼント当選

 こんにちは。


 実は元旦にとあるプレゼントに当選しました。

 SNSでとある彫金師さんが企画されていた指輪のプレゼント企画で当たったのです。

 年末に素敵だなぁ~と思って、軽い気持ちで応募したものでした。応募と言っても、フォローしてリツイートするだけの簡単作業です。まさか当たるなんて思っていません。素敵な作家さんがいますよ~くらいの感覚で拡散した……くらいの感覚です。

 それでも画像メインのアカウントも覗いて欲しいと書いてあるから、そちらもちゃんと読んでフォローもした。プレゼント企画をするという事は、今の状況を何か変えたい想いがあるのだろうし。礼儀でもあるし。

 プレゼントは三種類あったのだけれど、一種類だけ。イチオシだと思うものをプッシュ。応募は絶対に一つのアカウントだけで。これまた、どちらも礼儀だと思っている。まぁ大企業がやっているプレゼント企画で気になるものだったら、複数のアカウントで応募してしまうかもしれないけど、作家さんの場合はほぼ自腹ですかね……、拡散は嬉しいかもしれないけど。同じように応募している人が欲しいと思っている気持ちは分からないし。


 もう絶対に当たらないと思っていたので、抽選日も忘れていました。それが突然の当り通知。心臓が止まるかと思いました。喜びと言うより……なんだろうな、あの感情は。純粋な驚きなんだろうか。なんで私が?と。(応募したからだよ、と思うけど)

 軽く千件を超える応募総数だったようです。なんて事。


 すぐに連絡用のDМが送られてきて、返信をしました。職人として物を届けることに誠実な人なんだろうなぁという事がとても伝わる文章でした。

 そっけなく指輪のサイズや送り先だけを返送するだけでは、その誠意に対して釣り合わないと思って、感想などを少しだけ足して送ったのですが、必要事項を受け取った旨の返信の後少ししてから、そっけなくて申し訳ありません、と丁寧な文章を頂き……出来るだけお時間を取らせない様に、でもプレゼントする側の気持ちにも報いたい……そんな複雑な感情を出来るだけ短く書いたのですが、気を使わせてしまった。


 プレゼントをする側も当選した側の気持ちを追体験出来てうれしいです、ありがとうございます、という内容でした。

 プレゼントする側も心が高揚するものなんです。私もプレゼント企画をした事が何度かあるので分かる。

 あの時は当たった人の気持ちは想像でしかなかったけれど、こんな気持ちだったのだと知る事が出来てとてもいい経験でした。そして、誠実な対応をしてくれる人で良かった。


 今回が初めての当選だと思っていたけれど、よくよく考えると、かなり昔にソファーなどの家具の会社?のプレゼントに当たったことが有るのです。それも嬉しかった。目玉焼きのラグです。とっても嬉しかったけれど、あれはプレゼントの規模がとても大きかった。アカウントの中の人は鳥好きのとてもフレンドリーな方だったけれど、プレゼントのやり取りは企業とすることになる。今回は作り手と直接のやり取りが出来て、人肌を感じたというか、ただの当選の通知なのに誠実で丁寧な仕事をする人なんだろうな、と確信できるくらいの何かが有ったのです。

 私も作り手としてちゃんとしないといけないなぁと、あたらめて気が引き締まりました。実際に会ってはいないけれど、良い出会いでした。


 まだ指輪のサイズ直しがあるので手元には届いていませんが、届いた時はちゃんと宣伝してあげよう。プレゼント企画をして良かったなぁと思ってもらえるように。


 私も試作品とか欲しい人がいたら使って欲しいな、とプレゼントもするし、災害があってその自治体が要請を出していたら物品や少額ながら寄付をしたりするのだけど。あれって、やってあげているという思いや、損をしたという気持ちなんてみじんも無くて、感謝の思いでいっぱいになるものなんです。特に災害の支援の時は、もっと力になりたいのに、なれない自分で申し訳ないって思いもあるのだけど。

 みんながみんなそうではないとは思うけれど、彫金師さんもある程度は、自分の作品が欲しいと思ってくれた人のところに贈り物をして、暖かい気持ちにはなっていると思うのです。だから+αで、というかそもそもが販売形態の見直しだっりたり、宣伝も目的の一つなんだろうけど、いまある効果以上の効果を少しでも広げられたらいいなぁと。


 届くのが楽しみだなぁ。絶対に大切にする。硬い石だし10Kだし普段使いできるからいつも付けよう。


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