ゆるふわ雑記帳

海猫ほたる

仮面ライダーギーツ


※ネタバレあります


仮面ライダーシリーズは実はちゃんと全話見たシーズンがないのです。

でも毎回、一応最初だけ見てたりはするので、今回も最初だけ見てそのままになってました。

でも、何となく一応録画はしていたので、ふと思いたって続きをみたら、なんか凄く面白い……

気がついたら一気に見ています。


今回の仮面ライダーが自分にとって好きな世界観というのが大きいと思うのです。


この世界はループ世界で、割と短いスパンでラスボスが現れてしまうのですが、ラスボスを倒すと世界が元に戻って、またやり直しになるのです。

ラスボスを倒したライダーは願いを叶える事が出来て、それ以外のライダーは記憶を失ってしまうのです。

そうして、また次のループが始まるという感じで……まどマギのように何度もループしている世界観が凄い好きなのです。


そして、ループ世界を謎の組織が支配していて、人々の知らない所でデザイアグランプリという謎の大会が行われています。

デザイアグランプラに参加すると、仮面ライダーになるのです。


この組織がなかなか謎大きな組織で、エヴァンゲリオンの人類補完計画みたいな事を企んでるっぽい感じです。

こう言うのも好きなのです。


そして、仮面ライダーは今回デザイアグランプリの運営に選ばれれば誰でもなれるのですが、仮面ライダーになった記憶はグランプリを脱落すると消されてしまいます。

そして、何も知らない元の一般市民として暮らすのです。

でも、仮面ライダーに戻ると、また記憶が戻るのです。


ただし、悪者であるジャマト(ショッカー的な奴)に殺されると、この世界から消えてしまいます。

消えた人はループ世界からも消えてしまうので、グランプリが終わって世界が再生しても、もう戻りません。

そのため、誰でも仮面ライダーになれて、そして割と早くいなくなってしまうライダーもいます。

この設定が良いですね。


1話目でまずループ世界である事を見せて、そこから10話目まで使って新しくライダーになった人達の戦いを見せ、視聴者と一緒にこのグランプリの仕組みとルールを把握して、最後に何周も勝ち残っているえーすがラスボスを倒してくれます。


そして翌週から次のループが始まって、新たな仮面ライダーに選ばれた人達の戦いを見させれるのです。

視聴者は前のループでルールを分かっているので、より理解した状態でなるほどそう言うことかと思って見ていると、敵がより強くなって、しかも新たにライダーに選ばれたのがおじいちゃんとか女子とかでどうするの?となってしまいます。

大ピンチ……と思いきや、前回参加者だった人が記憶を戻して助っ人に現れてくれるという展開になり、胸熱です。


こうなると、もう先が気になって仕方ありません。上手いです。


ループ世界なだけにメタなネタもやりやすいので、どん兵衛のCMがキャストによる作中のメタ話を入れてくれたり、ライダーが割とすぐ脱落したりして入れ替わり激しいのに合わせて、オープニング映像が毎回少しずつ変わって、作中で退場したライダーはオープニングからも消えて、新たなライダーはオープニングに登場したり、まだ出てないけど近い所で出てきそうなライダーはシルエットになっている……と言うのを毎回細かく変えてきてて、見逃せないのです。


良いですね仮面ライダーギーツ。すっかりハマりました。


16話で早くもシーズン終わりとなり、最終話的な展開の後、17話で、次のループが始まったと思ったら実はデザイアグランプリは仮面ライダーというリアリティーショーだった……となってさらに新メンバーが現れての新シリーズ開幕……しかも前回のシーズンでラスボスに敗れて退場となったライダーが死んだと思ったらまだ生きていて敵のジャマトの生産農場みたいな所に送られてる?


ライダーは誰でもなれるし、というか謎の宇宙人に向けてのリアリティーショーだし、退場したライダーは敵のジャマトにされてるし、ジャマトはライダーベルトを装着すると敵もライダーに変身できるし、単純に仮面ライダー=正義の味方ではなくなっています。

最近の仮面ライダーは深いですね……

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