美少年作家のJ.T.リロイのことを思い出した。
事実は小説より奇なりな文学的な事件。
ゴーストライターと検索すると思った以上にヒットするんだよね。
あれは本物なのだろうか？

初めまして。
この度は『あなたの作品を勝手に分析します』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。

ここまで拝読した限り、スピード感が強みの作品と見受けられました。冒頭の掴み、売れっ子作家の真実などの不穏な空気を漂わせながらも、先を簡単に予想させない構成は読者を上手く刺激するものだと思われます。また、登場人物の倒錯した横顔や境遇を覗けるのも面白い部分かと。今後の展開が二転、三転しそうな雰囲気を醸し出しているのではないでしょうか。しかしながら、それらが上手く機能していないのも現状です。

その原因としては「第4話で話が止まっている」という点が挙げられます。この作品が仮に群像劇の形式をとっているにしても、物語を放棄して登場人物を掘り下げるのは悪手に思えます。今は誰を主軸に置いていて、どんな出来事が起こるのか。まずはこの部分を読者に伝えることを意識してみてください。時系列と語り手が入り乱れてしまっては、どんな物語なのか把握することも困難になるので。

また、基本的な小説の作法を押さえることも必要になるかと思われます。改行後の一字下げ、同じ段落で文を切らない、感嘆符や疑問符のあとの一字下げ、「」の末尾の句点の削除など。体裁が整うだけでも文章の印象は大きく変わるので、実践されることをオススメします。Web小説の形式を意識されるなら、適度な空白改行の使用も視野に入れてみてください。

それでは、以上になります。
作者様の創作活動のお役に立てたのなら幸いです。

企画への参加ありがとうございます、ウメコです！

読みやすい文章で、一気に読んでしまいました〜！
少し昔を回想しているような雰囲気ですね。
この後、なんらかのハプニングが起こってしまうのか……心配です……。