第7話 とある宗教二世の吐露

※文章ぐちゃぐちゃです。過激な内容が含まれます。メンヘラ文章です。ご注意を。


 私は何のために生まれてきたんだろう。

 今までずっと考えてきた。

 神様の悲しみを拭うため? 親の理想を継ぐため? 家族の不和をなくすため? 神の国を作るため? わからない、わからない、わからない。

 人を愛したかった。でも愛し方がわからない。ずっと献金とか夫婦仲とか嫁姑関係で揉めてきた家庭環境で育った私にとって、宗教は救いであると同時に呪縛だった。鎖だった。足枷だった。

 真の御父母様は好きだ。大好きだ。でも会えない。辛い。直接話すこともできない。辛い。

 私の生みの親は喧嘩ばかりだった。親と祖母は祖父と献金のことでずっと揉めてた。夜、下の階で揉めてる間、私はイヤホンをして音楽を聴いていた。おかしくなると思った。もう死んでしまいたいと思った。あと何年生きていれば赦されるのかと思った。朝起きたら死んでいればいいのにと思った。

 学校の友人とはまるで話が合わなかった。恋愛も芸能人も疎かった私は、正直クラスで浮いていた。オタクになった。でも本当はみんなと仲良くしたかった。でも、どうやって? わからなかった。

 それでも友人になってくれる子はいた。すごく救いだったし、それは今も変わらない。でも私の恋愛の話ができない。惚気話を聞くのは好きだけど、惚気話をすることはできない。憧れの理想像だけはどんどん高くなっていった。それがちょっとだけ辛かった。

 結婚適齢期になった。周りはどんどん祝福結婚を受けていく。私はまだだ。もしかしたら結婚なんて一生できないかもしれない。

 私だって人を愛したいし、人に愛されたい。でも恋愛はできない。辛い。

 教会なんてやめればいいって言われるかもしれない。でも、そうすると自分のアイデンティティが壊れてしまう恐怖がいつも募る。おかしくなる。私が私でいられなぬなるかもしれない。生きてる存在価値のないゴミクズになってしまうかもしれない。私なんて要らないのかもしれない。

 そう思いながら、私は今日もニコニコする。 私はきっと、どっちにもなれない悪い子だ。

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