第4話
図書館の最高の時間も終わった。
授業が終わると、俺はバイトに行く。
「おまえ、冬ちゃんに何したんだよ?」
「昼休み、とっても悲しそうにしてたぞ。」
「ほら、今だって、冬華が悲しそうに見つめている。」
「おいって!」
教室の扉に少し邪魔な人がいたが、強引に行った。
「お前!家で冬華を傷つけたら、絶対許さないからな」
バイトは楽しくてやってる。店長良い人だし。
父親以外にも店長とは話しをしてみようかな。
バイトが終わってしまった。
俺は図書館に行って本を読む。
銀行に貯めていた、バイト代を使って、ラーメンを食べる。
うめぇーーー!家で食べるようにしてたから、外食とか全然してないけど、初めて来る店だけど、こんなに美味いとは!
「おかえり、ゆう、遅かったね」
「お兄ちゃん、こんな時間まで何してんのよ?」
「ゆうくん、夜ご飯何食べる?」
「お兄ちゃん?」
「待って、ゆうくん!」
寝よう。
階段を上がる。
あーまた、冬華か、、
「入れないんだけど、」
「アンタ、マジでいい加減にしなさい」
「どいてくんない?俺バイト先でシャワー浴びてきたし、歯も磨いて来たから、寝たいんだけど。」
「なにそれ、家族と一切関わんない気なの?」
「関わったよ、お父さんに連絡してる」
今日読んだ小説とラーメンの感想を送ってる。
「はぁー?お父さんじゃなくて、一緒に住んでる私達もだよ」
「それって、冬華達ってこと?」
「そうよ!」
前に関わるなって言ったり、関われと言ったり、大丈夫か、?
昔は仲が良く、毎日、話しが絶えなかった。
だけど、今は全く違う。
いつも俺から話しかけるが、罵倒や煽りが返ってきた。
楽しくなかったな。
「別によくない?眠いからじゃあ」
それより、明日はやく起き、朝早くから学校の図書館にこもりたい。
「よくないわよ!!」
俺にとって関わる方がよくないんだけど、、、、
、、どうしようか、、、考える、
、、、、、、、、、
いや、確かにまだ関わる、必要があるな。
俺は移動して、お母さんに会いに行った。
「あっ、ゆうくん、話す気になったんだ。」
「お母さん、俺、大学目指すの辞めて、高卒で働くから、
学校からもしその事で連絡来たら、目指さないって言っといて。
これからは家に帰るのは、今くらいか、もっと遅くなる。だから、ご飯俺の分、用意しなくて良いよ。朝昼夜全部ね。
大丈夫、バイト代残してあるから、それで食べる。
じゃあ、俺寝るね」
「え、、、何言ってるの、、ゆうくん、、、まって」
「ほら、やっぱりまだ、家族と話したいんじゃない」
冬華が降りて来てる。
どいてくれたようだ。
よし部屋に入った。
考える。
また勝手に入られても困るな。
、、、、、、、、
扉も封じたし、パジャマに着替えたし、寝るか。
夢で会えるかな、まなちゃん。
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