作品を作ることに意味はある
通勤時に外国人観光客をよく見るようになった。
僕は通勤で東京駅を利用するが、東京駅で降りると駅構内にたくさんの外国人観光客がいる。
彼らが日本に観光に来ようと思うきっかけには日本のアニメの影響が大きいらしい。
最近のアニメの中にはラノベが原作のアニメも多いことを考えると、我々がいまやっている趣味は国の利益に影響を与える崇高な趣味なんだなと思わされる。
よく書き手の中には本にするには多くの人が関わるのだから、このサイトに登録して書いている人たちは運営側に感謝しながら書いた方がよいと言っている人を見ることがあるが、僕は会社員だからそうは思わない。
お互いに利用し合っているのだから、どちらがどちらに感謝するとかではなく、僕らは淡々と物語を書き続ければよい。
運営側も社員だけで物語を書いていくことはムリだし、プロだけを雇って物語を書かせていては、新しい作品が生まれないことを理解しているから無料でこのサイトを提供するようにしているのだ。
だから、書籍化された時の著作権の部分などをよく見ると、彼らも損しないルールになっている。
僕が子供の頃の日本はまだ世界からこんなに人気がある国ではなかったように思う。
経済力は当時も強かったが、文化はこんなに海外の人に受け入れられていなかった。
その当時は今とは違い、我々日本人が欧米の文化に憧れていた時代だったと思う。
その欧米の文化への憧れがよく表れているのが、異世界モノに出てくる中世ヨーロッパの街並み。
あれは僕が子供の頃にブームになったドラゴンクエストというロールプレイングゲームが発端かもしれないが、西洋文化への憧れが背景にあったのだと思っている。
それが数十年経って、こんなに海外の観光客が来るようになるとは思わなかった。
自分たちの国や文化を愛してもらえるということはとても嬉しい。
この状況を次の世代でも途切れさせないためにも、書き手は作品を作り続ける意味はあるのだと思う。
アニメに関していうと、最近は中国や韓国のアニメが台頭し始めているので、日本も踏ん張りどころではある。
野球がWBCで世界一になれた要因には、少年野球から高校野球、大学野球、社会人野球、プロ野球と一流の選手が育つ土壌がこの国にあったからで、これからもマンガやアニメで世界をリードしていくには、作品を作る人材が育ちやすい環境があることが重要になる。
カクヨムさんにはこれからも登録者が増えるように、書き手や読み手が使いやすい環境を提供してもらえると嬉しい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます