2023.06.22(木)
2023.06.22(木)
日が替わって、金原ひとみさんの小説『アタラクシア』(集英社文庫)を読み始める。
裏表紙の梗概にはこうある。
《最も幸せな瞬間を、夫とは別の男と過ごす翻訳者の由依。浮気する夫や文句ばかりの母親、反抗的な息子に、限界まで苛立つパティシエの英美。妻に強く惹かれながらも、何をしたら彼女が幸せになるのか分からない作家の桂……。望んで結婚したはずなのに、どうしてこんなに苦しいのだろう――ままならない結婚生活に救いを求めもがく男女を、圧倒的熱量で描き切る。第5回渡辺淳一文学賞受賞作。》
奥付には2022年5月に刊行されたことが記載されてあるから、一年以上本棚に眠らせていたことになる。金原さんの小説を読むのはこれがはじめて。思えば、芥川賞を綿矢りささんと同時に受賞されたときに『蛇とピアス』でその名前を知ったけど、ちょっと恐そうという印象からずっと読まずに来てしまった作家さんだった。でも去年新刊本のなかにこの本を見つけて、ふと読んでみようかなといった感興が心の中にわいたのだった。
はじめの章を読んで、フランスに行っていた料理人の話など出てきて、面白そうとなった。作品の中に食べ物のことがふんだんに出てくるみたいで、それがいいと思った。あるいは、センセイの鞄的なところもあるのかなと思ったけど、わたしは作中に食べ物がよく出てくる作品をそんなにたくさんは読んでいなかったのだった。
一気読みとかはできないので、ぼちぼち読みすすめていこうと思う。
しばらくして、『オランピアソワレ』を起動する。璃空編をきょうは終わらせてしまおうと考えていた。バッドエンドと共通のパートは早送りしてしまって、新規のテキストが出てきた箇所からラストまでを読んでいく。璃空編はラストはけっこう熱かった。璃空の熱意が。ふだん冷静だからこそ、そういうときには気持ちが昂るのかと思ってしまった。どうやら璃空編をはじめに遊ぶのが非公式のおすすめのようだ。このルートで、多くの基本的なしきたりが把握できるからということらしい。
わたしは、縁⇨時貞⇨璃空、とこれが3ルート目。
つぎは、玄葉ルート。こんどは出自の問題が絡んでくるらしい。黒という化色(あだしき)にどんな因縁がまつわりついているのか。声は杉田智和さん。いい声を聴きながらプレイすることになりそうだ。
プレイ後、朝食をつくる。
目玉焼き・ウインナー入り野菜炒め・じゃが餅・味噌汁・白米。
じゃが餅は親が作ったものをおすそ分けして貰った。
9時過ぎ就寝。3時起床。
夕食は、豚ミンチ肉とキャベツのコチュジャン炒め・さしみ蒟蒻・とろろ・ゆかりタレ(市販品)・白米。
入浴後、どうもエンジンがかからないので、音楽を流すことにする。きょうはキャシー・デニスの『イントゥ・ザ・スカイライン』。頭がぼーっとしているのはきっと、昨日の寝ないで外出した名残なのだと思う。体がちゃんと休まってない感じがする。これは今夜の勤務がきついぞと思ってしまった。
あまり多くのことができない感じで、この時間はぼんやり過ごしてしまうことになった。
ゲームという気分でもないし、本もあまり読めないしでこういうときもたまにあるなと諦める。
6時半、仕事へ。
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