第72話 土手
2022年7月20日の夜8時ごろ、
私は仕事を終え、母の車に乗り家に帰っていた
土手沿いの道を帰っていると、車の前を何かが横切った
一瞬だったが、サイズ感的に”キツネ”や”たぬき”などではないことは分かった
私と母の頭によぎった答えは
『子猫』
急いで車を停め、周辺を捜索したが見つからなかった
21日は大雨と強風の中母が探しに行くも子猫の行方は分からなかった
22日母は私を職場まで送り届け、
家に帰っている途中
土手に佇む男性を見つけた
母は直感的に「まさか!」と思い声をかけた
男性の腕の中には怪我をした小さな子猫がいた
男性は「車が通るのに危ないから保護したが、家には連れて帰れない」
ということで母が命のバトンを受け取った
急いで病院に連れて行き診察を受けた
子猫は首元に何かから噛みつかれたような傷を負っていたが
それ以外は健康とのことだった
病院から帰ってきた子猫はかなり汚れていたため、
母はお風呂に入れることにした
綺麗になり、簡易ケージに入れ缶詰をあげた
病院で”サビ”の女の子とわかったので
名前は「ここまる」
私も母も「ここちゃん」と呼んでいる
今後は「ここちゃん」と紹介していく
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