第25話 初めまして
私が学校に行っている間、母が1人で迎えに行った
念のため、キャリーとリードなど必要そうなものを車に積み込み
私を見送った後直ぐに出発した
私はいつもなら友人たちと話しながらゆっくり帰るが
この日は友人たちに「先に帰るね」と足早に帰路を歩いた
母は「早かったね笑」と笑いながら
車の後部座席のドアを開けた
そこにはビー玉のような瞳で私を見る可愛い子がいた
「この子もひまわりと同じ口蓋裂みたいだから、またフード考えなきゃね」
母はそう言って保健所から教えられたことを全部私に話してくれた
前の飼い主からは小さいケージに入れられ、
散歩もあまり連れていってもらえていなかったこと
飼い主自身が保健所に持ち込んできたこと
私は聞きながら前の飼い主に憤りを感じた
それと同時に
”沢山愛情を注いであげよう”と心に決めた
2012年10月
我が家の一員になり、名前は「SKY」になった
この子をきっかけに我が家には以降保護犬がやってくるようになったのは
後々…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます