「なぞれない思い出」#雲の詩沫より


 あの人が死んだ日

 何度も生きてると夢に見ては

 現実にはいないのだと

 トラウマになっていた

 写真を見ては泣き

 残されたものを見ては泣き

 死んだと思えない日々過ぎて

 泣き疲れては思い出し

 ぶら下がった縄に首を差し出した

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