　まだ寝ていたい、起きたくない、そう思うこの日頃。

　今日は予定もない空っぽな休日、なんだかやる気がおきなくて、ただただ時間だけが過ぎていく。

　布団の中は温まっていて、布団の外は寒くって、もう一度夢の中へ誘われているようだ。

　辛い現実と、奇妙で面白い夢なら、どっちで過ごすのが幸せなんだろう。

　そんな言い訳みたいな自問自答、気がつけばもうすぐ昼だった、流石に起きないと。

　惰性に過ごす休日、飯食い風呂入りしたらもう、やることがなくなった。

　こんなんでいい、休日なんて、特別でも何でもないから。

　本当にやりたいことまでの、本当にやるべきことまでの、繋ぎの時間だから。

　だからだらだらと、無駄に過ごす、とある休日のひととき。

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