第356話 待ち合わせ

スマホを持たない彼女と待ち合わせ。


約束の少し前に着いた僕は、彼女の姿を探しつつ

彼女の事を思い、無事の到着を願う。

その時間も彼女の為のもの。


いつも、少し遅れてくる彼女。

でも、そこに不安も不満も無い。

そこにあるのは信頼。


スマホを持たない彼女と出会って、

僕は『信じて待つ』ことを学んだ。


ー完ー


常に連絡を取り合える昨今。

確かに便利にはなったけれど。

そこに想像の余地はない。


*****


明日のお題は『バスケ』デス^^

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