第354話 おしくら饅頭

蒸し器の中でおしくら饅頭している饅頭。

『おしくら』し過ぎて一体化。

最早、饅頭感も皆無。


「饅頭って見た目も大事なんじゃね?」と大笑いする僕に、

「じゃぁ食うな!」とご立腹の君。


体操座りで拗ねる君の背中に背中を合わせて座る。

「ごめんね」

「知らない」


二人でおしくら饅頭する背中が温かい。


ー完ー


な~んてことないお話しになっちまった^^;


*****


明日のお題は『脱出ゲーム』デス^^


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