第301話 買取価格
「家業を継ぐことになった」と突然の別れ話。
「ごめん」と渡された指輪。
腹立ちまぎれに売りに行く。
が……。
買取価格のゼロの数の多さに驚愕。
とりあえず、持ち帰ってみたものの……。
翌年、春。
選挙の立候補者に貴方の姿。
某大臣のご子息でしたか……。
あれは、二人の夢見への投資だったのかな。
ー完ー
彼は、継ぐ気などさらさらなくて。
二人で夢見ていた未来があったのでしょう。
でも、事情が変わってしまって……。
せめて、彼女だけでもあの未来へ。みたいな?
*****
明日のお題は『もらい泣き』デス^^
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