第225話 糖蜜

蟻が群がる砂糖の如く男性を引き寄せる彼女。


「男なんて簡単よ」と言っているけれど。

良いように遊ばれて、使い捨てされているだけ。


絞り取られ、残った糖蜜。

ドロリとした褐色の感情は、彼女の中に溜まり続け、

フツフツと発酵し続けているというのに。


彼女は、それに気付かない。


ー完ー


糖蜜とは……

ショ糖(砂糖)生成の際に残った粘着性のある液体。(らしいww)

アルコール類の材料に使われることもあるそうな。


*****


明日のお題は『丸める』デス^^

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