心の箍（たが）が外れて溢れ出した君の感情。

僕は、精いっぱいの思いで抱きしめる。

気付かなくてごめん。

辛かったよね。

痛かったよね。

何もかも一人で抱え込んで……抱え込んで……。

抱えきれなくなって、心が脱臼してしまったんだね。

もう大丈夫だから、僕に任せて。

安心して眠りについた君の頬に一筋の涙。

ー完ー

お相撲取りの千代の富士さんは、体が大きくないのにもかかわらず、上手を取る（外側から抱え込む）相撲にこだわりをお持ちだったようで……

体の大きな相手の時は、脱臼することも多かったらしいです。

そうならない為に、肩回りの筋肉をガンガン鍛えて関節をサポートしていらしたとか。

そこからの発想でどうしてこうなったのか……。

抱えきれない重荷を無理してかかえようとすると、きっと、心も脱臼する。（のか？）

キャパを超えた重荷には、サポーターも大事ってことで～。

……人を頼っていいんだよ。

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明日のお題は『ギザ十』デス＾＾

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