第168話 くすぐる

梅雨の晴れ間。

君と海辺を散歩。

ほんの少し夏を帯びた空気が二人の恋心をくすぐる。


背中にもたれかかってくる君。

囁く声が耳をくすぐる。


空を見上げ、君と過ごす夏を想う。

むくむくと盛り上がる妄想に、

僕は、笑いながら駆け出す。


ああ、二人の夏が来る。


ー完ー


明日のお題は『無駄遣い』デス^^


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