第132話 強すぎる

デートの帰りに絡まれた。


勇気を振り絞り、彼女の前に立ちはだかろうとした刹那、

僕の腕をつかみ「下がって。110番」とだけ言って、ゆっくりと相手に向かっていく彼女。


何が起きているのか把握する間もなく、相手を汲み伏していく。


華奢で穏やかな彼女のもう一つの顔は……。

強すぎる。


ー完ー


きっと、彼女は、中東からの帰国子女。

最強護身術といわれる『クラヴマガ』の使い手。


*****


明日のお題は『まきびし』デス^^

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