第128話 本気 & 昨日の『未来』の[おまけ]の続きの[おまけ]
気まぐれに電話に出た時の事。
「&$@だけど」
聞き取れなかったけれど、この声・話し方は、義兄。
当たり障りのないご挨拶、暫し歓談、そして……。
「で、太郎、おる?」
ん?我が家に『太郎』は居ない。
「どちらに、おかけですか?」
「山田さんちじゃないと?」
「違います」
「
「はい。
ー完ー
この話、
勝手に義兄だと思い込んだ私もスカボンタンだけれど。
誰かと勘違いした先方も〝すっとこどっこい″だった訳で……。
140文字だったので端折りましたが、この後3回「いやいやいやいや、
でも、そりゃそうさ。
あれだけ、世間話で盛り上がった後、間違い電話だったなんて。
*****
明日のお題は『クローバー』デス^^
*****
[おまけ]
良い弟子に恵まれた。
最期に臨んで憂いなど一つもない。
ただ、一つ、気がかりは、娘の事。
お前が娘を追い出した時、
そこに、本気の愛をみた。
古いしきたりの中に納まりきらない才能。
いち早く見抜いていたのはお前だった。
そして、辛い決断をした。
もういいだろ?
お前への遺言は、一つ。
「娘を頼む」
ー完ー
昨日のお題『未来』の[おまけ]
その、未来を妄想してみました^^
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