第105話 漂白

真っ白に洗い上げられたTシャツをしみじみと眺める。

母の漂白技術は、プロ並みなのだろう。


確かに、点々とシミが広がったようなデザイン。(だった)

悪気が無いのはわかっている。

でも……。

 

デザイナーの限定品。

しかも、1点物。

漂白され、幻となってしまった芸術。


母さん……。

僕のあの……。


ー完ー


母さん、僕の部屋の洗濯物漁るのやめてくれ~ww


*****


明日のお題は『ブログ』デス^^

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