第5話




数日後。



何回もかけてくる電話。



「あのーもしもし」



「あれ、もしもし」



「出てくれるなんて可愛い子ちゃんですね」



・・・私は重なる電話に出ていた。



出た時のその一言が最初。



自分も反応を見ている。



1ヶ月後。



私は勉強に集中をするために引っ越しをした。



あ、思い出した。。



1ヶ月前のあの男の人のことは知らない。



私は完全に浮かれていた。



寂しい時、名前も知らない人が電話をかけてくること。



でも、声が好き。



雰囲気も好き。



エンジニアっぽくて好き。

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