1月3日

俺はその日も家の中に居た。

ただ、ナスが切れてしまったので注文すると、ナスが3つダンボールに入っていた。

結構スペースが空いていた。

まるで俺の家みたいだ。

俺はこの日もいつもどおり料理をしていると、包丁の切れ味が悪くなっていた。

砥石を出し、研いていく。

磨いていく。

俺の人生が研かれてないのに、そんなやつが包丁を研いているのは面白おかしい。

研いた包丁で料理を作る。

料理を作り終えたあと、冷めないうちに食べると、二日前の親の言葉を思い出した。

…たまには親孝行として家の外に出てみるか。

そう言って、家の外へ出た。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る