第7話 順調なレベル上げ
俺とリィカはゴブリンを倒してながらどんどん奥へと進む。
その際に順調にレベル上が上がっていき、俺は5レベルリィカは4レベルになっていた。
しかし、やはりリィカの方がステータスが高めだ。
(ゲームとかと同じで魔物の方が同じレベルでもステータスが高いのか?)
大体のゲームだと魔物型の方がステータスが高い事が多い。
そのかわり人間種は職業を変えたりしてステータス補正を受けたり強力な武具で身を固める事ができる...のだと思う。
いまいち仕様が分かっていない現状ではなんとも言えないのだ。
「でも、リィカのお陰でだいぶ楽に戦闘が進むようになったな」
リィカがいるのといないのでは戦闘の快適さが全然違う。
俺1人では絶対にゴブリンすら倒せないが、リィカと一緒ならば俺が敵の防御力を下げる魔法を使い、リィカが吸血攻撃を行う事で突破できるようになっていた。
更に、リィカはレベルが3になった時に自身のHPを減らす事で使用することができる【プチ・ブラッドスピア】という技を覚えていた。
HPを使用する分威力が高く、ゴブリン程度であれば一撃で倒せるほどである。
しかも、消費したHPは【吸血攻撃】で補えるので問題がない。
(なんだかんだ頼りになるな)
リィカの継戦能力の高さには驚くばかりだ。
それに比べて俺の【弱体術師】って微妙だよな。
相手に
魔法を使えるようになったとはいえ、覚えるのは【弱体化】の魔法ばかりで攻撃魔法を一切覚えてくれないのも痛い。
便利といえば便利だが、しょうもないと言えばしょうもない。
と言うかパーティを組まないと無価値な職業だろう。
魔物とは言えリィカが仲間になってくれたのは大きい。
俺は肩に乗っているリィカを撫でながらこう思った。
(全く、お前は俺にとってラッキーなコウモリだよ)
「キュウウ〜☆」
嬉しそうな声を上げるリィカと共に地上へと向かって上に上に進んでいくのでした。
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