第15話 祈りの讃美歌

街の片隅の

イルミネーションの灯りが点る

小さな教会の扉を開く

厳かにパイプオルガンの

音が流れ出し

聖歌隊が唄う讃美歌が響く

静かに、美しく



入り口で手渡されたカードを見ながら

そっとくちずさむ

そして

蘇る過去に懺悔する



歌い終わった時

私に見えたのは

新しい希望の光

すべてが浄化された



そして、私は

新しい朝を迎えた

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る