第2話 幽霊とあやかし(妖怪)の違い
現在書いている小説【僕と間宮さんのオカルトな日常】の第5話 意思なき呪い5 “ソイツ”の正体で
「君は幽霊とアレ(妖怪)の違いって何だと思う?」
という間宮さんが言うセリフがありますが、今回は私なりに幽霊と妖怪の違いを少し考察してみます。
幽霊というのは一般的に人や動物などの生きていたものが死んだ後、未練や恨みを残してこの世に留まっている状態を指します。
だから決まった場所や決まった人の前に現れることが多く、不特定多数の場所に現れることは稀です。
さらに幽霊は足がないと言われますが、江戸時代の絵師がそう描いたのがきっかけと言われています。
さて、あやかしや妖怪と呼ばれているものは多種多様ですが、怪奇現象や非日常の存在、常識ではあり得ない物事とされています。
江戸時代より前は神様だったものが堕落したものとして書かれていることが多く、八岐大蛇なんかが有名ですね。
江戸時代に入るとよりコミカルなあやかしが描かれるようになりました。
ぬらりひょんや提灯お化け、あずき洗いなどはこの頃に流行った百物語や怪談噺と共に認知度を上げていきます。
それらを踏まえて、幽霊とあやかしの大きな違いを私はこう解釈します。
幽霊は本来存在しないはずのもの。
妖怪は常識では説明できないけど存在しているもの。
もちろん例外はありますが、基本的に幽霊はあるべき場所に行ってもらう浄霊を、あやかしは退治や封印という言葉を使うことが多い気がします。
不確かなものだからこそ解釈はそれぞれですが、私なりに解釈しながら小説を書いていければと思います。
よかったら小説のほうもよろしくお願いします。
【僕と間宮さんのオカルトな日常】
第5話 意思なき呪い5 “ソイツ”の正体
https://kakuyomu.jp/works/16817330651202281531/episodes/16817330651266334450
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