光のカーテン
分厚くて、重そうな雲の隙間から、
レースカーテンみたいな光がさしています。
あれを天使の梯子というそうです。
あれを薄明光線というそうです。
とても綺麗な光のカーテン。
あれはなにを隠しているのでしょう。
あれはなにを照らしているのでしょう。
あの光がさす場所へ、
私はいつ、行けるでしょうか。
でも、あの光のなかでは、
その光に気づけないかもしれません。
そしたらきっと、
その綺麗さにも気づけないかもしれません。
それなら私はもう少し、
この場で眺めるだけでいい。
とても綺麗な光のカーテン。
今日もとても綺麗です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます