第2話 魔王様とお散歩
いつもの朝食が終わると。魔王様と魔界城下町を、一緒に散歩するのが私の日課です。
「魔王様、お出掛けする準備が整いました」
「うむッ 」
そう、いつも通り頷かれ
「魔王様、お手をどうぞ」
「うむッ」
私は、いつもの様にそう言い、手を差し出すと
魔王様は、いつもの様に頷かれ、その手に手を添えてくださいます。
先代の魔王様がお亡くなりになり、娘である
ィディーア=ヴェル様が、その跡を継ぐ事となりま
した。
私は魔王様の側近であり、お世話係りでもあり、
体調管理から、家庭教師として、教育係りまで担当
させて頂いております。
「魔王様、今日のお身体のお加減などは、いかがですか?」「うむッ 苦しゅうない」
魔王様は、いつもと お変わりなく元気なご様子で
何よりです。
いつものように城下町を歩いていると、周りからは
大人魔族「魔王様、今日もご機嫌麗しゅう事で」
子供魔族「あッ!魔王様だ〜」わーッ
魔王様「うむッ」ニコ
民衆の黄色い声援に、繋いでいない方の手を上げ
それに応えます。魔王様は先代様と同じく人気が
おありで、これこそが使える者として、その冥利にも尽きると言うものです。流石は我が主人。
今日も魔界は平和です。
それは弱肉強食制度の上で、自然の摂理と制度の
調和から成り立っているのかもしれません。強者は
弱者に配慮する。身勝手な行動は慎む。基本的な
殺生行為は自然の摂理として認められていますが、制度としては無駄な殺生行為はしてはいけない。
知能が一定以上の魔族、生物は殺してはいけない。
希少種も殺さない。
魔界警察がこれを管理し、魔界規約を破った者は、魔界裁判の元で判決がくだされます。判決が決まれば大体が死刑ですぐ終わりますし、魔界裁判も魔界四天王率いる強者達が管理しているので何の問題
もありません。
死にたくなければ、法律は破らないことです。
そして
魔王様こそが弱肉強食制度の唯一の頂点であり、
そこから何魔族かで次席を共有している形となり
ます。
次席は魔王様の側近である私を含め魔界四天王、
最上位魔族の将軍達で構成されていて、魔界将軍
が魔界警察を統治し管理する立場でもあり……
「ベルゼどうかしたのか?」
「いえ 魔王様、これは失礼しました。少し考え事をしておりまして、なんなりと罰をお与えくださいませ」「何を言っておる!余がソナタに、その様な事を申す訳が無かろう。この戯けが」ニコ
「身に余るお言葉、恐縮至極にございます。この
ベルゼこれからも魔王様に誠心誠意で忠義を捧げます」
「うむッ」
魔王様は、そう仰ると私の手をより強く握り締め
いつも通り一緒に城下町を見廻った後
魔王城へ帰還するのでした。
__________
3話 以降は 模索中です。
また 続きは 2023年の 2月以降にでも
書く気が 出たら ストーリー も 進行させる
かもです
この度は この作品を お手に取って頂きまして
誠に ありがとう ございました m(_ _)m
また 執筆して 欲しいなど 要望ある方が
もし いれば 近況ノートの 方まで 起こし
コメント くださいませ (^^) 作者が 気づかない
場合は しつこく 必要以上に お申しコメント
あれば 気付くと 思います ので 気軽にどうぞ
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