778
Rotten flower
778
あるところに宝くじで778万ドル当たった男が居た。
その男は、「人生の最高潮」とも言えるような人生を送っていた。
彼女も友人関係も何もかもが上手く行っていた。
しかし、あることが起き、その男の人生は「最低」としか言いようがない人生になってしまった。
それは突然起きた。
火災が起き、男の全財産が燃え尽きた。
あるのは、
カバンの中には携帯電話。
男は絶望していた。
彼女も友達も全員から見捨てられた。
そんな彼は小学校のことを思い出す。
みんなから差別されていたこと。
中学でも、高校でも。
あるP市では、自分がおかしかった。
偶々生まれてきただけなのに全員が僕のことを嫌って、
みんなが
どうしてだろう。
僕は生まれてきただけなのに。
僕は何が悪いのかな…
一日中、反省しながら生きてきた。
なのに、そんなことも報われずに
どうしてなんだろう。
僕は神様に救われないんだ…
家が燃えている中で、僕は泣くことしかできないのは、どう…して?…
自分には何ができるの?
何が…できるの?…
神様に報われたのは宝くじが当たったあのときだけかもしれない。
あの時が一番幸運だったな…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます