778

Rotten flower

778

あるところに宝くじで778万ドル当たった男が居た。

その男は、「人生の最高潮」とも言えるような人生を送っていた。

彼女も友人関係も何もかもが上手く行っていた。

しかし、あることが起き、その男の人生は「最低」としか言いようがない人生になってしまった。


それは突然起きた。

火災が起き、男の全財産が燃え尽きた。

あるのは、偶々たまたま所持していたカバン。

カバンの中には携帯電話。唯一ただひとつ

男は絶望していた。

彼女も友達も全員から見捨てられた。


そんな彼は小学校のことを思い出す。

みんなから差別されていたこと。

中学でも、高校でも。

あるP市では、自分がおかしかった。

偶々生まれてきただけなのに全員が僕のことを嫌って、

みんなが奇々めずらしと僕を見ていた。

どうしてだろう。

僕は生まれてきただけなのに。

僕は何が悪いのかな…

一日中、反省しながら生きてきた。

なのに、そんなことも報われずに現在いまを生きている。

どうしてなんだろう。

僕は神様に救われないんだ…

家が燃えている中で、僕は泣くことしかできないのは、どう…して?…

自分には何ができるの?

何が…できるの?…



神様に報われたのは宝くじが当たったあのときだけかもしれない。

あの時が一番幸運だったな…

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