第8話 魔物討伐開始!
女騎士が倒れているのを見つけ、介抱して暫くすると目が覚め、事情を聴き、厄介事に巻き込む訳にはいかないと言い、自らやられた魔獣に挑むがやられ、殺されそうなところにギリギリ力生が助太刀に入るのだった。
そして今度はその魔獣を相手に力生が戦う。
「今度は俺が相手をしてやるよ。魔獣。って事でまずはエネルギーチェーン!!」
更に鎖状のより強固なエネルギーの鎖を巻き付けてる間に副団長を安全なところまで村人に介抱してもらいながら安全なところまで離れてもらうその間に目の前の魔獣を仕留める為のエネルギで作った刀上のものを構築し、構える力生。
すると予想外にも少しして自力で拘束を破り、意気揚々と魔獣が雄叫びを上げる。
そして目の前に立ちはだかる力生に狙いを定め攻撃を仕掛ける。
まず、魔獣が使う魔法のコーティングを自身の爪にかけその爪で襲い掛かる。
それをエネルギー刀で迎え撃つ。
「くっ…流石に上位魔獣だけあって俺がここに来るまでの道中に遭遇した魔獣達より遥かに強いな…。全体的にっ!」
やれるとでも野生の感で思ったのか意気揚々と荒々しく攻撃を畳みかける魔獣。
そしてその勢いに押され、出来た隙に魔獣が足を使い回し蹴りを力生のお腹目掛けて打ち込む魔獣。
その攻撃を受け、近くにあった大樹に吹っ飛ばされて叩きつけられてしまう力生。
「いてぇ…こんなフェイントをかけてくるだけの知能があるのか…そりゃ、A級の魔物扱いされるわ。咄嗟に受け身はしてて良かった。」
と魔獣の分析をする力生。
周りに居た村人達は心配するがすぐに動いたのでとりあえず見守る事にした。
「さてと俺の能力でどう立ち回るかだな。とりあえず試すしかないか。」
手のひらを魔獣に目掛けてそして手の中で凝縮したエネルギーを丸めて弾丸のように放つ。
すると狙いとは少し外すが体に当たり、思ったよりはダメージが入ったのかもがく魔獣。
効果があると確信した力生は畳みかける事にした。
「これでどれだけダメージを与えられるか…やってやる!!」
撃って数発は命中したが野生の適応力と動体視力ですぐ対応してきた魔獣。
そしてすぐさま距離をジャンプで詰め、両手で拍手をするように力生を挟み込みそして右手で力強いアッパーを繰り出し、それをまともに受けて上空を舞う事になった力生。
だが、そこでタダで終わる力生ではなかった。
地面に着地しそうな時にエネルギーを手のひらから噴射し、勢いをつけて両足でキックした。
さすがにそれをうけ、魔獣も怯む。
その間に体制を整える力生。
「流石野生の魔獣だ。人間よりも戦闘能力やタフさが違う。」
と少し悩んでいると発言できるまでには回復した副団長が力生に声を掛ける。
「奴らの弱点は体の真ん中にあるこぶのような部分は奴らの活動的に重要な核のような場所だ。そこにそれ相応な攻撃を当たられれば倒せるぞー!」
「有益な情報ありがとうございます!!」
(よし、とりあえず動いてあの魔物がどんな動きや手数があるのか探るかぁ!)
と心の中でやる事を決めて動いて魔獣の出方を見る力生。
その行動を目で追って獲物を仕留めと意気揚々と襲う魔獣。
その攻撃をさばきながら少しずつエネルギーを駆使した攻撃を仕掛けて反応と威力の情報を収集して行く力生。
その様子をあっけにとられながら見守る副団長と村人達。
魔獣がしびれを切らせたのか先程までとは比べ物にならない速度を出して力生の背後に周り込み攻撃を叩きこむ。
その攻撃をもろに受け戦闘不能にならない程度には抑え、気に叩きつけられ身動きが取れない状態にされた。
(くっ…クソ野生の魔獣を舐めていた人間なんかとは比べ物にならない運動能力を持っているうえにしかもA級認定される奴だぞ。不覚を取ったまずいかもしれない。そうだ、こうなったらどうなるか分からないが試して見るか。どうせこのままじゃここにいるみんなが危ないんだ…。俺が倒されれば次は村人そして副団長とやられることになる。頼む上手くいってくれよ。俺の作戦。そして俺はまだ使い慣れては無いが…俺の能力の可能性を信じる…!)
と動けなくなっている力生を見て今ならやれると悟った魔獣は口に魔力を貯め、魔獣でも上位種にしか使えないとされている魔力砲を放とうと動けない力生に狙いを定めてエネルギーを充填する魔物。
それをまずいと思いながらも出来る事など無いと悟りその場から動けなくなる面々。
そうこうしている間に規定の量を貯め終え仕留める準備が出来た魔物は放つ構えをを取り身動きが取れない力生にお構いなしに魔力砲を力生目掛けてうめき声をあげてから放つ。
その魔力砲を見ながら力生はこう思った。
(この作戦がダメなら俺はここ死ぬ…だが作戦が上手くいけば勝機がある。俺はこれに全てをかける…!)
そう思いながら抵抗の攻撃をするわけでもなく足搔くわけでもなく避ける訳でも無く攻撃をもろに受ける力生。
果たして力生は死んだのか?
それとも何か策があって受けたのだろうか。
力生の命運は…。
続
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