貴方を癒やして (ヤマトイオリ嬢へ捧ぐ)
貴方を癒やしてみせましょう
月の欠片をふりまいて 闇を打ち消す夜の魔法
そっと近寄り
甘い香りに思考を溶かして 首すじを這う指の跡
花咲き放つ花火の夜空 ひと握りの輝きのせて
渦巻く大地に飲み込まれても 混ざり
ふわりと浮かぶ幻想世界
貴方を壊してみせましょう
落とした星の 時の化粧
虫のつま先で引っ掛けて 光で惑う円の軌道
そっと近寄り囁やけば 頬をくすぐる吐息
赤い瞳に希望を溶かして 首すじを這う爪の跡
逆巻く風に
ふらりと
伸ばしたままに掴めぬその手 揉んでほぐして
甘い気体に苦みを溶かし 産まれ
ふらりと歩む明日の世界 行ってらっしゃい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます