オーマイゴッド

「この村は天国だよ」


「天国…って本当に私死んで」

「ははは、死んでたらこんな風に話せる訳ないだろう?」


「ええと…そしたら慣用句というか表現的な…」

「そうそれ、目が覚めたら熱いスープがあるぞ?」


「あ、ありがとうございます…」(お腹、空いてないけど…)

「それ飲んだら女将さんに声かけてくれ、見つけたのは女将さんなんだ」

「は、はい」


さっきから疑問が多すぎる!

あと顔は良いけどやさぐれてないとキャラ付けが薄い!(失礼)

顔は良いけど!(超絶失礼)

ずずず


「おいしい…」

「どうだ?うちの自慢のスー…」


「…泣いてるのか?」

「えっ?」


気付けば私はふっつーに涙を流していた。

過去を振り返って鑑みるにこれはつまり混乱によるもののはず…

とすれば空腹で味に感動した事になったりしてはまずいのでは?


「えっとあの、すごく美味しくて」


だが悲しいかな、私のパワハラその他に順応し切った口は大嘘を垂れ流す。

そしたら彼だって悲しい顔を…いや悲しそうな嬉しい顔をして、


「そうか、そうだな」


「何も聞かないよ、落ち着くまでゆっくりしたらいい」

「なんせ、草原で一人で倒れてるのを担いで連れて来たんだ」

「何が起きてても不思議じゃないさ」


草原かあ…


さて。


もったいぶって申し訳ない。


神の登場だ。



…え?誰?思考に割り込んでくるのきしょ


きしょ…気象とか良いですね!



「誤魔化せておらんぞ…まったく」

「それとアズラーイールよ、ここで一体何をしておる?」


「ッスゥー…あの、マジすいませんでした、今から何とか世界線の修正とか…」


「ならん」

「ッスゥゥー…」



え、なんか面白そう


「まったく困った奴じゃ、サボるくらいなら休暇申請を…」


「ぁ、あのぉ…」


「うむ、そちらの説明が先じゃな」


「とりあえず神様…でよろしいかしら…?」


「うむ、如何にも」


まあ厳密には多少解釈の余地というか話せば長くなるやつなんじゃが


そこで終わらず聞いていくのが他の主人公と違う所だと私は信じてます


人の頭の中で会話しないでもらえませんか


「そうじゃさっき面白い単語が聞こえたのお…」

「確か…”自己責任”じゃったな…?」


「スゥー…Oh…MyGod…」(やたら良い発音だ)

「こやつには後でたっぷり言い聞かせておくとして」


「さて、どこから話したものかのぉ…」

「ああ、そうじゃもう少し儂の自己紹介をしておこう」


「少し長くなるが…よいな?(メメタァ)」

「勿論、ここで断ってはオタクではありませんね(キリッ)」


次の話は神様の紹介…というか自己解釈です。

神らしい(重要)長話となる予定ですので飛ばして頂いても大丈夫です。

一般的な面白さがそんなにないと思います(念押し)


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