第4話 月に酔って

月に酔って



窓辺に映る月明かり


あなたの影が浮かんでくるの


月の雫もあなたが滲む


今夜は手酌で酔いたくなるの


あなたの残したひとつの言葉


わたしの心揺らされて


月の明かりに酔いしれて


酔えば酔うほど恋しくて


月の明かりに泣き濡れて


泣けば泣くほど逢いたくて


ひとりさびしく待ちながら


あなたの姿を思い浮かべるの










部屋の明かりも悲しくて


思い出ばかり巡ってくるの


月の囁きやさしいけれど


涙に濡れてあなたを呼ぶの


あなたの残したひとつの仕草


わたしの胸が乱されて


月の明かりに酔いしれて


飲めば飲むほど愛しくて


月の明かりに泣き濡れて


泣けば泣くほど逢いたくて


ひとり悲しく待ちながら


あなたの姿を思い続けるの


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