-4-

 

  子うさぎたちはさっそく、招待状の積んである机のまわりにかけよりました。


「パーティーは日曜日だよね?」とヨウ。


「ごちそう、楽しみだな」とミイ。


「お客さんが来て、にぎやかだろうね」とフウ。


「誰がくるのかな」とヒイ。


 四匹が見上げる机には、封筒が重ねて積んでありました。 

「一、ニ、三、四、五、六・・・」数えてみると六通あります。

せっかちのヨウが兄弟たちを飛び越えて、机の上に飛び乗りました。

それをみた兄弟たちが次々に机に飛び乗って押し合いになり、おいかけっこがはじまりました。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る