【完結済】イセカイマン 勇者パーティに入ってないのに追放されたので魔族娘とハーレムを築き王国をざまぁします!

インカ金星健康センター

1.異世界を渡って来た男

22023/1/1パイロット版から連載版へ更新しました(殆ど変わってません)

 

 眩しい光の中で私は目を覚ました。それは…朝の光だった。

 目覚めて見上げる空には、二つの月が沈みかけ、遥か彼方に衛星軌道上だろうか?虹を描く様な輪が複数見える。

「ボ〇ザン星かな?」


 私は~え~と。本名を忘れた。もう何千年も色々な世界を空間転移で飛ばされた、異世界転移のプロの中年だ。

 普通異世界転移とか転生とかすると、何か白く光る神っぽい奴とかヒゲジジイとか無茶苦茶美女な女神様とかが出てきて色々案内してくれるんだろうが、私は何十回転移してもそんな有難い存在についぞお目に掛った事は無い。

 だから、好きに生きさせて頂いている。


 幸い、私は死なない。首を刎ねられても、胴体をブッた斬られても死なない。死後も意識があり、時間を逆転しようと思えば出来てしまう。おまけに中年のまま何千年も変わらない。そのため死なない。いや、死ねない。

 色々な世界を渡り歩いて、死にそうな女子供を助け、辺境に理想郷を築いてスローライフを楽しんで、気が付けばハーレム、チート技で俺何かやっ(略)を繰り返して来た。


 その最後は悲しいものだった。

 私は子供が出来ない。どれだけの女性に愛されても、彼女達の命を未来に継がせる事が出来ない。

 時間と空間を自由に操り、不老不死となった代償なのだろうか。そのため、知り合った人々が死んで行くのを看取ったら、何故か、次の世界に飛ばされる。そして、今またこの未知の天体に来た。

 念のため別世界に飛ばされそうな予感、知己が死に絶えたタイミングで宇宙に時空を超える信号を発する衛星を打ち上げたものの、その反応は全く無い。

 本当の異世界か。


 そんな異世界でも、悲鳴が聞こえる。私は遥か遠くでも命の危険が迫った人の悲鳴を聞く力がいつの間にか押し付けられていたのだ。どこの星雲仮面だ。

 なのでその声の下に行くと…

「なあんだ、オ・ト・コ・か」リンゴが欲しいぜ。

 魔族。時間を遡ってこの世界の歴史を覗き見る。そういう力もいつの間にか備わっているのだが。この世界では魔族と人族が戦っているみたいだ。その原因は…


 それはさて置き目の前の男。満身創痍で魔獣と戦って、今にも倒されそうだった。そしてその後ろにはこれまた満身創痍の…少女達?

「ウ〇トラ~、ギロチン」魔獣の首を大切断。呆気にとられる男。

「時間逆転チェ~スっ!」

 体中を切り刻まれ、血まみれだった少女達の傷が戻る。あ、ほぼ色々見えてしまっている。

「ちょっとアンタお連れの方々を何とかしなさいって」男の方も怪我を治し責任ブン投げた。

 異世界早々、嫌な奴等と会っちまったもんだ。

 男は、切断された魔獣の頭に止めを刺した。


「危険なところを助けてもらって済まない」

 男は私に頭を下げる。が、少女達は体を隠してスゲー怒ってる。なんだこれ

「知らんがな。私は恨まれる筋合いなんてないからとっとと消えるさ」

「待ってください!」「え~?」「そんな奴放って置けばよいのに!」「止めるのぉ?」「放置推奨!」半裸の少女達があっからさまに嫌っそ~な目を向けて来る。

「この方は俺達の命の恩人だ!魔王を倒して力尽きた俺達にとって、この方は救世主みたいなもんじゃないか!」「ただのスケベオヤジでしょ?」「私達ジロジロ見てたしぃ」「拒否!」

「もーいーでしょ私はただのスケベオヤジって事で。君らも死なない程度に早くおうちにお帰んなさい」

 魔王とか何だろうね。ああ、こいつらいわゆる勇者御一行様か。久々こういうの見たなあ。前見たのどん位前の世界だったっけ。

「じゃスケベオヤジは消えます、バイナラ」と消えた。


******


 また悲鳴だ。

 またアイツラだ。

「何やってんの!」「おお!恩人殿!」「げっ!スケベオヤジ!」またしても魔獣にブッコロ寸前だった。

「コ〇モミラクル光ー線!」

 長きにわたる異世界生活における懸案課題の一つ、光線技。

 私は空間を分離したり圧縮したり爆発物をブチ込んだりして敵をぶっとばせるが、光線は出せなかった。

 しかし長年の研究の成果で…

 1、光る微粒子を生成し相手に向かってブチ飛ばして

 2、首ちょんぱ

 3、しかる後に火薬をぶつけて派手に爆初させる事で、

 ついにナンチャッテ光線技(光線とはいってない)を完成させたのだ!これでこの光微粒子に虹色をつける事が出来れば宮〇武史!

 かくて魔獣は大爆発!

 爆散してなお生きてた魔獣の首に勇者は止めを刺した。堅実だなあ。


「さ…流石は恩人殿!」「…やるわねスケベオヤジ」「つよぉい!」「遺憾!」

「お前ら弱ぇなあ。魔王やっつける時に装備も魔力も使い果たしたのかあ」「な!何故それを!」

 私は相手の時間を遡って過去を探る、出歯亀っぽい魔法も使える。


「その通りよ!」人の事をスケベオヤジ呼ばわりする小娘、かなりの美少女が吐き捨てる様に言った。

 スケベオヤジなのは事実なのであえて反論すまい。

「私達は選ばれし勇者と、彼を助けて共に魔王を倒したパーティーよ。アンタみたいな女の裸見てニヤニヤしてるスケベオヤジとは違って、世界を救う使命を果たしたのよ!」

「で。魔力も装備も使い果たしたが、魔獣はウヨウヨしてるし魔族もまだ多数いる。魔王だって本当に絶え果てたか跡を継ぐものが現れちまったかもよく解らない、と」

「ぐぬぬ…!」「なんで知ってるのぉ?」「千里眼!」

「申し訳ない、その通りです。その強さを見込んで頼みがある!」「王都まで連れてけって事か、自分は兎に角この生意気娘共を」

「なっ!アンタなんかの手を借りなくたってね、こっちは魔王を倒した勇者様が…」「クレビー!今の俺達は只の無力な青二才なんだ!聖剣も聖槍も、魔力もなくなっちまったんだ!」あ、この矢鱈私を罵る賢者っぽい少女はクレビーちゃんですか。

「レイブ!だからって言ってこんな奴に!」で、勇者君がレイブ君か。

「この人は君達が死にそうだったのを助けてくれたのに、それを散々ボロクソに言ったのにまた助けてくれたじゃないか!それでもまだ悪口を言うのかよ!」

「それは…だってコイツ」

「あー面倒だ。空間移動チェースっ!」と、5人は王城の壁の前に移動した。

 見慣れた城壁や王城を前に全員固まっていた。


「じゃ」

 あの賢者の少女クレビーの言う事は半分正しい。女は一度嫌った相手をそうそう見直したりしない。理屈じゃ効かない何かが女にはある。とっとと失せよう。

「待ってくれ!」「だから面倒だっての!」「俺の気が済まないんだ!」

「お前の勝手な感情を押し付けんな!迷惑だ!それよりあのお前にぞっこんな恩知らずの女達黙らせてくれ!ムカついてしょうがないんだよ!」

「何ですって!」「ひどぉいよぉ」「ン、遺憾…」

「お前ら黙れって!今まで一緒にやってきたけど、もうパーティの使命は果たしたんだ。

 国王に報告して褒美を貰ったら、皆それぞれの道を進もう」「「「ひどーい!!!」」」同意する。

「何で?もう戦いは終わったんだぞ?無事王国に帰って来たし…」

「あたしたちそれだけでオシマイなの?」「ずっと一緒じゃないのぉぉ?」「遺憾ー!!」

 おお、生意気美少女軍団泣いてるぞコラ?

「ああ、別れの時だ。君達はそれぞれの幸せ…」「ダメダガネー!」自爆装置爆発させる前にこのチェリー君の口を塞いでしまった!

「あの子ら君の事全身全霊でスキスキ大好きー戸〇純じゃねえか!」とヒソヒソ声で耳打ちした…

「エ"エ"~~~っ!!」

「今はさらばと言わないでくれ!黙ってあの子ら城に連れてってもうちょっと一緒にいてやれー!」

 チェリーなボーイは20倍速平和鳥みたく頷いて彼女達を王都に連れて行った。

 少女達はコロっとウットリと勇者の手を取り腕をとり王城へ向かった。ヨシヨシ。私はこの世界の酒でも楽しむか。

「あ、恩人殿も是非ご一緒に!」「「「ゑ"ーっ!!!」」」ダメダコリャ。少女達の私をニラむ目が怖い。


******


 王城。故郷の世界ではいつ頃の建築様式なんだ?何となくロマネクスとゴシックと合体してルネサンスな感じだ。中世というより近世か。

 魔女狩りとかあったら嫌だなあ。社会全部敵に回して女の子達助けて回る超面倒な生活になるし。あれはもう二度とやりたくないぞ。


 とりあえず男物の服を貸してやって一行は王都の城門に向かった。

「何であんなスケベオヤジも一緒なのよ!」

「恩人殿がいなければ俺達野垂れ死にだったじゃないか!あの方こそ5人目の仲間だ!俺達同様王から賞賛を受けるべき人だ!」

「レイブぅ律儀ぃ~」「遺憾!」この色々大きい子、遺憾!しか言わねえなあ。盾役の戦士シルディちゃんか。で、このくねくねしてる子が聖女ホーリーちゃんねえ。可愛いけど、何か癖があるな。

「で、勇者君。この先私を王城に連れて行ったら、君達は非っ常ぉ~に辛い目に遭うぞ?

 このカワイ子ちゃん達も、だ。連れて行かなきゃ、そこそこいい目を見て終われる。

 それでも我を通してこの子達を面倒事に巻き込む覚悟があるのか?」

「え?何言ってるんですか?」

「俺が嘘やインチキ言ってるって喧嘩売ってんのか?」

「そんな訳…」

「レイブの言う事にケチ付ける訳?」「さっきお前達エ"ーって言ったよね?」「それとこれとは別」

「同じだボケぇ!

 この城に巣食ってる王だか何だか知らないが、魔王退治なんて大事を君達少年少女4人に押し付けただけなんて奴がロクな人間である訳ないだろ?」

「それは違う!魔王や配下の魔物を倒せるのは勇者として選ばれた俺だけなんだ!」

「それは解るが道中の警備や生活支援、帰りの護衛が無いってバカにされ過ぎじゃないか?」

「そ!それはそうよね…」「旅の途中おなかすいたしぃ」「…」色々デカい子黙ったな。思うところあったんだろ。


 王城前の城門。

「勇者様御一行!国王陛下との謁見を許す!」王城の役人が叫んだ。

「どうする?私が行ったらこの国破滅させるぞ?」

「恩人殿はそんな事はしない!俺は貴方を信じる!」

「だから私が破滅させるって言ってるだろう?」「信じる!」「お前バカだろ?」

「バカはあんたよ!」「そうよぉ!」「遺憾!」「お前らも大概バカだな!」ダメダコリャ。


 衛兵の案内で王城の謁見の間に通され、偉そうにふんぞり返った小太りのオッサンの前に通された。

 勇者レイブ達は跪いた。私は…シェーした。

「何だそのヘンな格好は」「私は異国の者ゆえ、異国の礼を捧げています」「…勇者一行を真似ろ」「これが我が最大の礼です」靴下半脱げまでは再現できなかった。


「どうでも宜しい。勇者よ、出国した時は4人であったは筈だがこの者は?」小太りのオッサンが言う。

「はっ!魔王を倒し、帰る道を護ってくれた、我が命の恩人です!」

「そんな事はどうでも良い、なぜここに居る?」「この恩人こそ5人目の仲間!我等と共に賞賛されるべき仲間かと」

「だが断る!」「えっ!」勇者スキスキ大好き少女達が「そりゃそーだろ」って目で勇者を見る。

「魔王討伐を命じたのはお前達4人のみ!他は認めぬ!予定通りお前達には百万ゲルドを下賜する。よくやったぞ勇者」何か言葉の端に「メンド~」って空気が漂っている。


「そこのヘンな外人は、勇者パーティを追放する。どこぞへでも去れ」

 おお!これが今はやりの追放劇か!きっとこの国では令嬢の婚約破棄とかもあるのかな?

 てか私は勇者パーティーに入った憶えが無いっての!

 それはさておき。


「あ~すまないが、百万ゲルドってどん位の金なんだあ?」

「バカね!普通の人が10年は食べて行ける大金よ!」

「普通の人って、地方の子爵や男爵とか?」

「大バカね!私達平民よ!」


「少ねぇ~!!!」大声で言ってやった。「バカはお前らだー!」「何ですってー!」


「平民が真面目に10年働く程度の金でえ?魔王とか言う世界を亡ぼす敵をやっつけさせた?

 は!これが本当のやっつけ仕事もいいとこだな!」

「恩人殿!国王の前で何を?」

「そこのデブ。この国の国民は300万、その1%が兵隊として大体3万人だろ?年間の軍事予算は数十億ゲルドはかかってんだろ!

 国の存亡をたった4人の少年少女に4百万ゲルドで押し付けて、お前達、何か我慢してんのか?」

「黙れ平民!王の御前で何を言う!」「恩人殿!控えてくれ!」

「こいつら帰り道で全力使い果たして死にそうだったんだよ。迎えの護衛でもありゃ安心して帰ってこれたろうさ。何故迎えも出さなかった?送りの護衛も出さなかった?

 お前らにとって魔王なんてどうでも良かったんじゃないか?

 魔王が世界を亡ぼすなんて話半分で考えてたんじゃないか?

 で、その分浮いた金で、おおかた妾の屋敷でも作って遊んでたんじゃねぇか?」

「異国人の分際で何故それを!」馬鹿だな、テメェでバラしてやんの。

「こ、国王陛下!それは本当なのですか?」「国王までスケベジジイだったの?」「やるぅ」「遺憾!誠に遺憾!」

「お、お、お、おのれ!その無礼者を捕らえ、処刑せよ!」護衛の騎士が私に剣を向けた。

「おうおう!私に手を出すなら覚悟しろ。今日は雨が降るかな?」

「今日は良い天気じゃ!貴様の血の雨しか降らんから安心せよ!」

「そうかそうかいい天気か。じゃあ…」


 国王の目の前が光った。光っただけじゃなくて、色々はじけ飛んだ。

 バガガアアっ!と轟音が轟いた。雷が落ちた、いや、雷を落とした。それが王城の天井を突き破って玉座の前に大穴を空けた。

 謁見の間の調度品が燃え上がり、護衛の騎士が感電してのたうち回っている。

 国王とかいうデブは、漏らしてた。


「いやあ~いい天気だなあ。落雷日和だ。次は脳天に落ちて豚の黒焦げ一丁上がりかあ?」

「恩人殿!お止めください!」

「いや、やれって言ったの君だよね?」「私はそんな事」

「私が王城に入ったら国を破滅させるって言ったけど、是非王城に入ってくれって言ったよね?それって破滅させてくれってのとおんなじだよね?私は止めたのにさあ」

「俺はそんなつもりで」

「言葉の結果に責任持てぃ!助言を無視して手前勝手な思い込みを私に押し付けた結果を、充分楽しんでくれよ勇者君」

「こいつらを討てー!魔王の手下だー!」しかし国王の麾下は全員感電して動けない。


 ドスン!と地面が揺れた。

「恩人殿!また何かやっちゃいましたか?!」「いや、これは私じゃないねえ。」またドスン。

 穴の開いた天井が振動で崩れる。豪壮なステンドグラスが砕けて壁が崩れ落ちた。「ギョエー!」国王が国王らしからぬ悲鳴を上げて玉座に縋りついた。


 グョゴヴァアバアアー!とでもいう様な叫び声が聞こえた。具体的に言えばコントラバスに松脂を縫った皮手袋で弦を引っ張ったのを録音したテープを手で緩急付けて再生ヘッドを潜らせたみたいな咆哮…全然具体的じゃないなあ。

 崩れた壁の向こうには、王都に何か巨大な獣が迫っていた。


「な、何だあれはー!」叫ぶ声が聞こえる。10メートルはある城壁の外に、その倍はあるドラゴンが、いや翼が無い魔獣の一種が迫って来た。亜竜って奴かな?


「聞け!愚かなる人間共!」辺り一帯に声が響いた。

「魔王様は滅びて居らぬ。魔族は反撃を行う。人間共をこの世から一人残らず消し去るまで、我等は戦う!」

 ぬう~女の声だ。キツ目の美女の声と見た。というか見えた。亜竜の上から何やら魔法を放っている。

 なんか魔王様というより女王様みたいな際どい格好の、ナイスバディの美女だ。


「どういう事だ勇者よ!まだ魔王は生きているではないか?」

「あれは魔王ではありません!魔王の取り巻きの四天王の取り巻きの…え~と、なんかあんな女いたなあ」

「知らないわよ!魔族の女ってみんなあんな痴女みたいな恰好した変態ばっかよ!」

「えっちい~」「卑猥!」緊張感ないなあ。

「キーっ!聞こえておるぞ勇者一行!!」更に緊張感ないなあ。

「勇者よあのドラゴンを討ち果たせ!」「嫌よ!あんたみたいなスケベオヤジが建てた目〇エンペラーより少ない金で命懸けるなんてもう嫌よ!」「そうよそうよ!もっと奮発しなさいよ!」「石庭!」今度は内輪揉めだ。だが国王なのにエンペラーでクイーンな石庭とは?!


 なんて言っている間に亜竜が城壁を崩して王都に侵入した!その先には街が、人々がいる。

 このクソ王はどうでもいいが罪の無い人々を無碍にするのはどうしたものか。あと何気にあのナイスバディちゃんも気になるし。


 よし、この場を逃げよう!


「俺達勇者パーティの使命はこの世界を、人々を護る事だ!あのドラゴンを倒す!まずはそこからだ!」

「でもあんなデカい奴にあなたの技は効くの?」「やってみるだけだ!恩人殿!援護をお願いできないか?」

 当然そこに私はいない。

「あのオヤジ逃げたー!」「恩人殿…いや、国王の非礼を目の当たりにすれば当たり前か」「あれ何ぃ~」ホーリーが亜竜の反対側の空を指さす。


 そこには!空飛ぶ白銀の鎧騎士!

 その正体は実は私!が飛んでいた!

「あれもなんか魔王関係かな?」「いや、魔力は感じないぞ?」「なんかドラゴンに向かってるっぽい?」「不可解!」


「猪口才な!巨竜よ焼き払っておしまい!」ナイスバディちゃんが命じると巨竜は私に向かって火を吐いた!忽ち火達磨になる私!

 その時皆が思った。

『イセカイマン、君は一体何者だ?』と。


 イキナリ出てきて火達磨で何者だって、そりゃコッチが聞きたいよね。

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