★　小吉　★

化け族……キツネやタヌキなど、人に化ける種族の総称。正式名称ではなく、勝手にひとくくりにしてる。ムジナや変身能力を得たネコマタも含む。

化けるので、実在する人物とそっくりになることもできるよ！

キツネ店長：人に化けた魔物のレストラン、しっぽ亭（226話）は年中無休！

従業員タヌキ：店長、気分次第で休んでますよ

従業員キツネ：客が来たら結局開けるから、いーんじゃない？

子イリヤ　：レストラン？　お食事するところ？

キツネ店長：そうですよ～。ただ、山の上にあるから、その時ある食材でしか作れませんよ

子イリヤ　：お母さんのごはんが美味しいです！

従業員キツネ：ここはレストランよ～

クローセル：すまんのう、この子にそなたたちのことを教えてやって欲しいのだぞい

子イリヤ　：だぞい！

キツネ店長：化けることに関しては、我らキツネは他に引けを取りません。尻尾が多い方が魔力が強く、最大九つになりますねぇ

従業員タヌキ：タヌキも化けるのが得意だよ。キツネと違って、集落を作って皆で暮らすねえ。農耕や縫いもの、染めものとか、人間と同じようにやるよ

従業員キツネ：ムジナはタヌキに似てるわ。ネコマタは猫が二ケタの年数を生きて、魔力が高まると尻尾が分かれてネコマタになる。アイツらはそこからが修行ね

子イリヤ　：イリヤも修行してるですよ

従業員キツネ：じゃあ一緒に、化ける練習をするか～い？

子イリヤ　：するですー！

クローセル：人は化けられぬ！　イリヤを騙すのでない！！！

子イリヤ　：イリヤだまされてる！？

クローセル：調子のいい人間には気を付けるのだぞい

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい