第9話 我、唐草模様を愛す

彼はいつも、唐草模様のジャケットを着ていた。そして何時しか、町内では唐草模様=彼になったのだ。しかし、内心彼はそれに対して不満だった。


(チキショー…皆勝手に決めやがって…こうなったら…)


そして彼は整形して、別人になり、唐草模様人生を謳歌したのだ。

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