この希死念慮、銀河へ帰還
第11話 いいことノート
歳月は忘却の河水、跳ねる 私は水路をさまよう小舟
積み重ね高くなりつつピラミッド 置き石上げる君の二の腕
うたた寝の春の便りの地域面 永遠の桜に少女と子犬
息をしてレールを踏んで問いかけろ 桜は君を裏切ったのか
善逸の表情曇る我がノート通算十七冊目のいいことノート
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