第5話 希死念慮が躍る夕暮れ

枯れていた烏が鳴いた冬菫 希死念慮が躍る夕暮れ



押し花をとどめる過去と君の詩 ありのままで死ぬなよ、私



震わせてランプシェードを点す夜 小部屋の隅に落ちていた鍵



ちょっとずつ変化の兆し眩くて三年分の君の日記



また入院本音の吐く息リフレイン 優柔不断の「さあ知らないね」

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