「これが海……。初めて見た」

「あまり人がいない穴場教えてもらって良かったね。さっきのおじさんに感謝しないと」

「キラキラしてる……」

「あのさ、モモちゃんに渡したいものがあるんだ」

「ん？」

「これを受け取ってほしいんだ」

「えっ！ゆ、ゆ、指輪？」

「うん。僕さ、モモちゃんのことが好きなんだ。これからもずっと一緒にいたい。だから、結婚しよう」

「………私で良いの？」

「うん。モモちゃんじゃなきゃダメなんだ」

「本当に良いの？後で後悔しても知らないよ？」

「後悔なんかするわけない。ほら、手を出して」

「……この海よりもキラキラしてる。夢みたい」

「これからは、夫婦だから。もっともっと二人で幸せになろうね」

「幸せ過ぎて……。不束者ですが宜しくお願いします」

「こちらこそ、宜しくお願いします」

「……………」

「…………………」

「「大好き」」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい