六月

似顔絵(140字)

子ども食堂のポスターを書いている李仁。

「絵も描いたほうがいいかも」

と湊音がやってきて何かを描いている。

「それなに」

「……人?」

「人……」

かろうじて人である。


別の日、デートで似顔絵を描いてもらった。

「プロはさすがだな」

とにっこり微笑む湊音。湊音が絵心ない芸人と知って李仁は笑った。


※※※


かろうじて人の似顔絵ってどんなのだろうか……


湊音、美術の成績1なのか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る