第9話 ひまりといとこ。

ひまりは弟子とのやりとりで時間が戻った事に気づいたひまりは未知の体験にわくわくしていた。

「さすがはひまの弟子!やりおる!ふーん!」

と鼻を膨らまして誇らしげだ

当のでしも短い前足を使い胸の前で敬礼をしている。

そして興奮が落ち着いてきたひまりは麻衣には弟子を見せない方がいいと思い隠しておく事にした。

麻衣は昔から自分が信じられない物を見るとパニックになってよく気を失ったりしてしまうので、根本が真面目すぎるがゆえでもあったりすぎるのだが…

そしてお風呂から上がったひまりは姉に気づかれないようにバスタオルにでしを包んででしを自分の部屋まで運んでいった。弟子の事を姉にどうやって隠そうか考えていた矢先家のインターホンがなった。

「ひーまーちゃん!あそぼー!」

「しー、おねぇちゃん声大きいよぉ、チャイムならさないと迷惑だよぉ」

「がじゅは気にしすぎ!子供はこのぐらい元気なほうがいいの!」

「そういう問題じゃなくてまわりのひとが困っちゃうよぉ…」

ひまりの家の玄関先でいつもの如く揉めているのは隣に住むいとこの菜乃と賀寿この2人は双子でひまりの2学年下の小学1年生だ。

「あっいいこと思いついた!」

と小3とは思えないほど悪い顔をしたひまりは2人を迎えに玄関に向かうのであった。

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