トリック一〇品

 ただしくは「トリック【重視な】」


 前回、「各誌部屋」の原稿を打っていて出てきた未遂案件。


 筆者の国語力がアレなために発生した誤変換です。この場合、「トリック重視【の】」が正解なのですね、恐らく。「トリック重視【な】」は口語ならばともかく、書き言葉としては「ない」のでしょう。


 長くなりますが、ちょっと補足します。


 私は一旦「もう隠し部屋が出てくる幼稚なミステリはやめて」と打ち込んだ後で「幼稚な」という言葉をはっきりさせるために「トリック重視な」を挟み込むことにしました。「幼稚な」の「な」に引きずられて「重視な」と「な」にしてしまったのでしょう。


 ところが出てきた変換は「一〇品」。あ、と思って「じゅうしの」と打ち直して変換キーを押すと無事に「重視の」と変換できました。ここでやっと「重視な」という表現そのものが(口語でなければ)「ない」ことに思い至ったわけです。


 文法的なノーなケースは弾き出されるという文書作成ソフトとしては、しごく真っ当な仕様になっているわけです。

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