「さすが名探偵。」「今度は皮肉だけど」

 ただしくは


「さすが名探偵。今度は皮肉だけど」


 あるいは


「さすが名探偵」

 その後にこう付け加えた。

「今度は皮肉だけど」


 台詞の最後に句点があることも、改行せずに二つの会話が続くことも厳密にはミスではないのでしょう。ただ私が意図したものとはズレています。

 この表記が推敲前の文書に残った背景はおそらくこんな感じでしょう。


 1 「さすが名探偵」だけでは、あてこすったニュアンスが伝わらないと判断。

 2 「さすが名探偵。今度は皮肉だけど」と直接的だと判断。

 3 「さすが名探偵」で一度、区切り、その後に「今度は皮肉だけど」とする。

 4 二つの台詞の間に挟みこむ地の文が思い浮かばないので保留。

 5 そのまま忘れる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る