誤字脱字展

準備し溶けよ

　ただしくは「準備しとけよ」

　これも「死には死ねぇよ」と同様のパターン。

　この企画をお読みいただいているかたのなかにはこんなふうに感じているかたがおられるかもしれません。「私の愛機はこんな珍妙な変換をしないんだが、アカニシンノなにがしというやつはどんなガジェットを使っているのだ？」と。

　型の古い文書作成専用機です。メーカーの公式サイトや大手家電量販店のネットショップではもう販売されていないような古い型です。時折、「ん？」な変換が出るのは型が古いせいかもしれません。誤変換に気付かずに私がエンターキーを押してしまうので、賢い彼（彼女？）が変な学習をしてしまうのが一番の要因でしょう。

　ガジェット自体は大変、便利で重宝しています。名前を出したいくらいですが、誤字脱字を扱うという企画で商品名をあげるのはメーカーのかたにはご迷惑だと考え、控えておきます。誤字脱字はマシンのせいではなく、使い手の責任です、とも書いておきましょう。

　間違えないように準備しとけよ。