三
三回目。
いつも美しい黒龍は、
最後に会った時だけ怖かった。
まるでもう来るなと言っている様に。
睨み付けられた。
しかしその目もまた、とても美しい。
黒龍はその時だけ近くまで降りてきてくれた。
初めは嬉しかった。
でも悲しかった。
私は今でもその美しさに恋をしている。
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