教習番号⑥悪条件下の運転〜油断は禁物〜
車に乗ることは便利な反面、危険がいっぱいだ。
例えば、視界の悪い場所での運転。天候、時間帯によっては通常よりも「認知」が遅くなったり、慎重に「操作」しなければならない場面が登場する。習うより慣れよ、さっそく行ってみよう。
夜、吹雪だ。ここら辺は明かりが少ない。その上に吹雪ときた。路面はツルツルだ。ここまで来たらわかるな。そうだ。その勢いに乗じて対向車が追突してくるんだよ。すぐ答えられたな。もう慣れてきたんじゃないか?
しかし、こんなに走らせても見つからないんだよな。絶対におかしい。もしかして後ろに……? すまん、すまん。こっちの話だ。
それにしても珍しい。何も起きないな。まあ何も起きないことに越したことはないけどな。まあだいたい何も起きないって思ったときに限って何か起こるもんさ。エアバッグは使ってないだろうな? あ、そうか俺の足元にもブレーキがあったか。
ゆっくり走れよ。ゆっくり。ほら見て見ろ。カーブで事故ってるよ。後ろの車、多分スタッドレスタイヤじゃないな。敵め、油断したな。俺たちはここにいるよ。え? 敵、敵って仲間はいないのかって? ああ、いるよ。たまにずっと青信号で通過できるときがあるだろう? 仲間はいつでも俺たちを見守ってるんだよ。
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