2023-3-22

3年ぶりと言っても一切過言では無い程珍しく風邪を引いた。マスクを外しても良い生活になり、その状況を100%利用した結果だろう。コロナではなさそうなのが唯一の救いではあると思うが。辛いことに変わりはない。なにより夜に症状が出始めたのだが、今日一日を遊んだ意中の子にうつしてしまった可能性があることが嫌だった。私としては他人が念頭に来ることは珍しく、そこでも彼女の大切さを実感できた。今日見た作品はすずめの戸締りだった。ラストのシーンが私の信仰する、実存は本質に先立つ。という言葉を否定しているようで少し考え方に乖離を感じた。運命めいていることはもちろんロマンチックだが、もしこれが真実なら、私の怠惰ではなく運命でクソな人生を歩んでいることになる。そんな言い訳は私のちっぽけなプライドが許さないのであった。最後の尊厳を守ろうと息巻いて答弁する私はさぞ滑稽かもしれないが、そうでもしないとその運命とやらにされるがままな気がする。

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